海老名市 「間」と「個」を愉しむ空間リフォーム~夫婦のこれから 2014リファイン大賞マンション部門全国最優秀賞受賞 所在地 :神奈川県海老名市 建物種別・築年数:マンション 築18年 改装規模 :大規模リノベーション 工事面積 :56平米 施工期間 :68日 リフォーム箇所 :全面 ・・・‥‥………………………………………………………………………………………………………‥‥・・・ 動線も効率的で収納充実のキッチン ▶ リノベーションコンセプト ◀ ・夫婦互いの生活リズムを尊重するようなプライベート空間、人を招ける空間をご提案。 ・玄関を開けない限り、北側からの風が入らないことから、居室の南側に引き戸の出入口を設け、開放すれば空気が循環するよう工夫した。 ・サッシの二重化や調湿性の高い建材を使用し、結露対策をした。 ・限られたスペースの中で、出来る限り使用箇所に適した収納を確保した。 ▶ プラン概要 ◀ ■夫婦それぞれの居場所を作る。 「ふたりで居る」と「それぞれの時間を楽しむ」を実現できるプランを提案。中央に配置した共有スペース「リビング」を挟んで、夫婦の部屋を分けた。 ■風の通り道を作る。 風が滞っていたために起こっていた、湿気・カビや結露を解消するための間取り変更や素材選択、インナーサッシの設置などを提案。 ■物の居場所を作る。 これまで、しかるべき場所に収まっていなかった物たちが収まる場所を作る。そんな当たり前の収納計画を提案。 ■表現の場を作る。 お気に入りの小物や季節ごとのしつらえを楽しむスペースを作ることで、より暮らしに彩りが加わる。 間仕切り戸を開放すれば居室とリビングがつながる ▶ リノベーションのこだわりポイント その1 ◀ これまでの和室をリビングダイニングに、リビングを奥様の部屋、寝室をご主人の部屋に大幅に間取りをシャッフル。 個々の部屋とそのふたつの部屋の間に挟まれた夫婦で過ごすリビング。過ごす空間をゾーニングした。 夫婦ふたりの時間が増える空間に ふたりで共有する空間-ダイニングとリビング。ご夫婦それぞれのお部屋の『間』(あいだ)の中庭のような存在に。ダイニングと兼用して狭かったキッチンは、Ⅱ型になって作業スペースも増え、トリプルIHクッキングヒーター採用で料理の効率も良くなった。 奥様の部屋の出入口。これまで塞がっていた壁に開口を設けた。開放すればリビングにつながってより広い空間になる。 人も空気も回遊できるプランに ▶ リノベーションのこだわりポイント その2 ◀ 風通しの悪さと結露を改善するために。風の通り道を作った。 ⇒洗面室へ続く廊下は壁を取り払い、パウダールームに湿気がこもりにくく。 ⇒寝室と和室の間仕切りも行き来できるようにし、風も人も回遊できるように。 ⇒建具はすべて引き戸にして開放できるように。 インテリアと通気性を兼ね備えたアイデア 奥様の部屋とダイニングの間仕切りにはバリの透かしの木彫りレリーフ。漏れる明かりも綺麗。 暗かった玄関にも灯りが透ける カップボードで塞がっていた玄関との間仕切りにも装飾を兼ねたレリーフ。暗くなりがちな玄関にも光。 あちこちに分散していた収納を機能的に ▶ リノベーションのこだわりポイント その3 ◀ 「使う場所でしまう。」 「使用頻度を考えた収納」 絶対的に足りなかった収納を適材適所で改善。 収納できずに溢れた物と2台のベッドで風の通り道を塞いでいたご主人の部屋も風通し良く。 家事に必要なものはすべてキッチンに 壁にピッタリ収まった棚に家電収納やゴミ箱を集約。 隣には長い物も収まるお掃除用具入れ。使いたい時にすぐ、が便利。 収納が良くないと行ったり来たりが増える 洗面台横のリネン庫には、着替えやタオル、洗濯用具が収まる。 ちょっとしたスペースも大容量の収納に ダイニングの壁面を利用して、普段使わない来客用の食器など、奥行20cmの効率収納。 旅の準備もてきぱきできます 奥様のWIC。置き場所がなく廊下にあぶれていたスーツケースにも居場所ができました。 Before ~ 施工前 【Before】物置スペースだった和室がリビングに 【Before】寝室は収納不足で通気性が悪かった 【Before】キッチンに置かれた食器棚が空間を狭くしていた 【Before】通路としての役割の廊下はある意味デッドスペース プラン平面図 【Before】平面図 洋室に挟まれた和室は、物を置くだけでうまく活用できていなかった。 夫婦の寝室として使用していた洋室1は、結露によるカビに悩んでいた。 また、随所にある段差を解消したり、夫婦互いの生活リズムを 尊重するようなプライベート空間、人を招ける空間が欲しかった。 【After】平面図 廊下を洗面室に取り込み、適材適所の収納スペースを確保することで、リビング⇔洋室1⇔洗面室を回遊できるプランに。空気も流れるようになり、インナーサッシも採用し結露も軽減された。 夫婦それぞれの部屋と時間を共にするリビングダイニングをゆったりした空間にできたことで、来客時も楽しめる空間となった。
所在地 :神奈川県海老名市
建物種別・築年数:マンション 築18年
改装規模 :大規模リノベーション
工事面積 :56平米
施工期間 :68日
リフォーム箇所 :全面
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動線も効率的で収納充実のキッチン
▶ リノベーションコンセプト ◀
・夫婦互いの生活リズムを尊重するようなプライベート空間、人を招ける空間をご提案。
・玄関を開けない限り、北側からの風が入らないことから、居室の南側に引き戸の出入口を設け、開放すれば空気が循環するよう工夫した。
・サッシの二重化や調湿性の高い建材を使用し、結露対策をした。
・限られたスペースの中で、出来る限り使用箇所に適した収納を確保した。
▶ プラン概要 ◀
■夫婦それぞれの居場所を作る。
「ふたりで居る」と「それぞれの時間を楽しむ」を実現できるプランを提案。中央に配置した共有スペース「リビング」を挟んで、夫婦の部屋を分けた。
■風の通り道を作る。
風が滞っていたために起こっていた、湿気・カビや結露を解消するための間取り変更や素材選択、インナーサッシの設置などを提案。
■物の居場所を作る。
これまで、しかるべき場所に収まっていなかった物たちが収まる場所を作る。そんな当たり前の収納計画を提案。
■表現の場を作る。
お気に入りの小物や季節ごとのしつらえを楽しむスペースを作ることで、より暮らしに彩りが加わる。
間仕切り戸を開放すれば居室とリビングがつながる
▶ リノベーションのこだわりポイント その1 ◀
これまでの和室をリビングダイニングに、リビングを奥様の部屋、寝室をご主人の部屋に大幅に間取りをシャッフル。
個々の部屋とそのふたつの部屋の間に挟まれた夫婦で過ごすリビング。過ごす空間をゾーニングした。
夫婦ふたりの時間が増える空間に
ふたりで共有する空間-ダイニングとリビング。ご夫婦それぞれのお部屋の『間』(あいだ)の中庭のような存在に。ダイニングと兼用して狭かったキッチンは、Ⅱ型になって作業スペースも増え、トリプルIHクッキングヒーター採用で料理の効率も良くなった。
奥様の部屋の出入口。これまで塞がっていた壁に開口を設けた。開放すればリビングにつながってより広い空間になる。
人も空気も回遊できるプランに
▶ リノベーションのこだわりポイント その2 ◀
風通しの悪さと結露を改善するために。風の通り道を作った。
⇒洗面室へ続く廊下は壁を取り払い、パウダールームに湿気がこもりにくく。
⇒寝室と和室の間仕切りも行き来できるようにし、風も人も回遊できるように。
⇒建具はすべて引き戸にして開放できるように。
インテリアと通気性を兼ね備えたアイデア
奥様の部屋とダイニングの間仕切りにはバリの透かしの木彫りレリーフ。漏れる明かりも綺麗。
暗かった玄関にも灯りが透ける
カップボードで塞がっていた玄関との間仕切りにも装飾を兼ねたレリーフ。暗くなりがちな玄関にも光。
あちこちに分散していた収納を機能的に
▶ リノベーションのこだわりポイント その3 ◀
「使う場所でしまう。」
「使用頻度を考えた収納」
絶対的に足りなかった収納を適材適所で改善。
収納できずに溢れた物と2台のベッドで風の通り道を塞いでいたご主人の部屋も風通し良く。
家事に必要なものはすべてキッチンに
壁にピッタリ収まった棚に家電収納やゴミ箱を集約。
隣には長い物も収まるお掃除用具入れ。使いたい時にすぐ、が便利。
収納が良くないと行ったり来たりが増える
洗面台横のリネン庫には、着替えやタオル、洗濯用具が収まる。
ちょっとしたスペースも大容量の収納に
ダイニングの壁面を利用して、普段使わない来客用の食器など、奥行20cmの効率収納。
旅の準備もてきぱきできます
奥様のWIC。置き場所がなく廊下にあぶれていたスーツケースにも居場所ができました。
Before ~ 施工前
【Before】物置スペースだった和室がリビングに
【Before】寝室は収納不足で通気性が悪かった
【Before】キッチンに置かれた食器棚が空間を狭くしていた
【Before】通路としての役割の廊下はある意味デッドスペース
プラン平面図
【Before】平面図
洋室に挟まれた和室は、物を置くだけでうまく活用できていなかった。
夫婦の寝室として使用していた洋室1は、結露によるカビに悩んでいた。
また、随所にある段差を解消したり、夫婦互いの生活リズムを
尊重するようなプライベート空間、人を招ける空間が欲しかった。
【After】平面図
廊下を洗面室に取り込み、適材適所の収納スペースを確保することで、リビング⇔洋室1⇔洗面室を回遊できるプランに。空気も流れるようになり、インナーサッシも採用し結露も軽減された。
夫婦それぞれの部屋と時間を共にするリビングダイニングをゆったりした空間にできたことで、来客時も楽しめる空間となった。